現役ナースの独り言 

病院のエピソードや、健康情報を伝えていきます。

またの機会なんてないと思った方がいい

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

「またの機会」

なんて人はよく言いますけれど、

私的には

「また」も「機会」もないと思っています。

 

 

病院は年末年始は検査もお休みになるので、

病棟に入院している比較的元気な人は、自宅に外泊することが多いです。

 

半分以上の患者さんが外泊しますが、年末年始に病棟に残ってるのは、重症の方、一人暮らしの方がほとんどです。

 

80歳のAさんは、医師に、年末年始はすることがないから、家に外泊することを勧められていました。

 

ご家族も「帰っておいで」と言っていました。

 

ところがAさんは、おそらく息子夫婦に気を遣って「帰らない」選択をしました。

 

「お正月はまた来るし、どうせすぐ退院になるから」

と。

 

確かにAさんは、お年のわりに足腰しっかりしてて、2月くらいまでには退院できそうでした。

 

Aさんも私たちも、てっきり帰れるものだと思っていました。

 

しかし、年が明けてしばらくして、Aさんは急変して、あっという間に旅立たれました。

 

Aさんに次のお正月は来なかったのです。

 

この時に私は、

「また」も「機会」もいつもあるわけではないということを悟りました。

 

Aさんだけではありません。

年齢なんて関係ありません。

健康だからとかも関係ありません。

 

いつ、どうなるかなんて誰にもわからないのです。

 

私は、毎年毎年、桜は今世最後のつもりで大切に眺めています。

 

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当たり前に来年の春が来るなんてこと、100%保証されてる人なんてこの世に1人もいませんから。

 

肉体があるうちに、やりたいことはやって、会いたい人には会って、食べたいものを食べて、欲しいものを買って、行きたいところに行って、、、、そうやって毎日毎日大切に生きていこう、そう心が思います♡

 

「また」も「機会」も、2度とないかもしれませんから。

 

 

看護師のボーナスはいくら?師長のボーナス額を聞いて驚愕した話。

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

サラリーマンの皆様もうすぐ「ボーナス」の時期ですね!!

 

独り言は、今はもう組織を離れてしまったので、

かつての「ボーナス」がとてもとても懐かしく感じます・・・・。

 

頑張って働いてきた皆様のボーナスが、どうかたくさん支給されますように!!

 

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さて・・・

看護師はシングルが多いと聞くし、

彼氏のヒモ率が多いと聞くし、

一体ナース達はどれだけもらっているのか??

看護師のボーナス額って気になりますよね。

 

今日は「ボーナス」にまつわるそんな話を書いてみたいと思います。

 

看護師のボーナス額ってぶっちゃけいくら??

 

私が現役の時のお話なので、今はもう少し少ないかもしれません。

当時、都内大学病院の冬季ボーナスは基本給の3.4倍でした。

 

新人ナースの時は基本給が185000円くらい(だったはず)

 

ということは・・・・??

185000円×2.8=518000円

 

ここから短期掛金だの長期掛金だの10万くらい引かれます。

はい、大体の支給額が分かりましたか??

 

10年も働くと、基本給が240000円くらいになっているので

240000×2.8=672000円

 

ああ、当時は労働の割に少ない!!って思ってたけど、

今から考えるといっぱいもらってたなあ・・・。ありがたかったなあ。

 

ちなみに夏は基本給の1.4倍だったと思います。

 

全部つかちゃったよ・・(涙)←何年前の話なんだ・・当たり前

 

全国の2023年の看護師のボーナスの支給額は夏冬合わせて86万円くらいですって。

 

新人の時だと777000円

10年目だと1008000円

 

だったから、やはり昔の方がボーナス支給率は良かったのだろうか?

 

 

 

驚愕の看護師長のボーナス!!

 

さて、ここまでは役職のつかないヒラナースのお話。

 

じゃあ、看護師長はどうなのか??って話なのですが、

実は看護師長の明細書を見せてもらう機会がありまして(笑)

 

なんでそんな流れになったところから説明しますね。

 

ある時に所属していた師長と主任が、「ジャイアン」と「のび太」みたいな関係でした。

しかも「ジャイアン師長」と「のび太主任」の名前が漢字1文字違いだったんです。

(紛らわしいw)

 

ボーナスの明細書は、一回はがすとくっつかないような仕組みになっており、

ジャイアン師長は、間違えてのび太主任のボーナス明細をビリビリと開けてしまいます。

(今から考えると、もしかしたらわざとだったのかもしれませんが・・・w w 怖)

 

「あらー!!なんだか少ないと思ったら、これ、のび太主任のじゃないのーー!!」

と師長は大騒ぎ。のび太主任はうつむくばかり。

 

私たちヒラナースは、どんな反応をしたらいいのか分からず、

あいまいな笑みを浮かべるばかり。

 

控えめに言って修羅場です(笑)

 

普段から、まず謝らない性格のジャイアン師長でしたが、

さすがにちょっと悪いと思ったんでしょうね・・・。

 

「私のも見せてあげる。」

って言い出しました。

 

それでチャラになるのかどうかは疑問でしたが、そこにいたナース全員に

お披露目してくれたわけです。

見るか見ないかといったら見るに決まってますw

 

写メさせてもらったわけじゃないので(そもそもまだスマホがなかった時代w)

うろ覚えなのですが、色々、諸々引かれた後で、3桁いってましたーーーーー!!

150万くらいだったかも??

ただの自慢かよ・・・でも師長すげえええええ。

 

 

よし、私も師長になろう♡と密かに決意した私は、顔にモロに出ていたのかもしれません。

私の邪悪な動機なんて、全てお見通しかのごとくに、ジャイアン師長は私に冷たく言い放ちました。

 

「あんたが師長になる時は、こんなにもらえないからね。」

 

どうやら、ジャイアン師長が看護師になった当時は、バブルの前で、

すんごい待遇が良かったようなのです。

退職まで継続して勤務すると、退職金(おそらく4桁)にさらに数百万円とかプラスされるとかなんとか。なんじゃそりゃ。

 

今の時代から考えると、信じられないようなはぶりの良さ。

 

そしてこの話、20年くらい前の話なんですよね。

たった20年ですよ。

 

看護師のボーナス一つとっても

日本って本当に変わったなあ・・・・と思わずにはいられません。

 

 

ちなみに、ここに出てくる「ジャイアン師長」と「ドケチ師長」は同一人物です笑

ns-monologue.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜勤の時に一番背筋が凍った話

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

今日は夜勤について書いてみたいと思います。


きっと入院したことがない方は、未知の世界の話だと思います。

 

お化け系、虫系の話が入ってるので、
苦手な方は、回れ右をして去っていってくださいね!!

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夜勤には3交替と2交替があって、

 

3交替は

日勤(8:00-16:30)、準夜勤(16:00-0:30)、深夜勤(0:00-8:30)

と3人人が変わります。

 

2交替は

日勤(8:00-16:30)と夜勤(16:00-8:30)

と2人人が変わります。

 

夜勤が長い分、1ヶ月の休みが多いので

3交替より時間を有効に使えます。

 

私が勤めていたところは2交替でした。

夜勤は1ヶ月で3回−4回(多くて5回)

夜勤明けの翌日は基本休みです。

 

夜勤中は消灯後に30分の食事、1時間半程度の仮眠、起床前に30分の食事の時間をもらえますが、患者さんの急変に当たってしまうと、その時間は休憩なしで働くことになります。

 

夜勤明けは家に帰ってから、夜まで寝てしまうのですが、

夜勤明けは食欲が異常になってしまい、

ジャンキーフードを買ってよく帰ってましたね。

 

夜勤は若いからできたことです。

 

もし「今やれ」と言われても、しんどすぎてできないと思います。

 

 

さてさてそんな夜勤のエピソード・・・


消灯後、2時間から3時間おきの巡視があります。
患者さんがすやすや寝ているかを一人一人見てまわります。

(言い方を変えると生存確認です)

 

体位交換やおむつ交換なども時間を決めて行われます。

 

おばけ(言い方よ・・🤣)に遭遇するのもほぼ夜勤です。

 

あれ??○号室の●さんがトイレに入ってった・・・

と思ったら、●さんはベッドで寝てた・・・とか。

じゃあさっきトイレにいたのは何??ってこともたまにありました(笑)

 

誰もいない部屋からナースコールが鳴ることもありました(笑)

 

私はそういうことがあっても、

そんなに怖いって思ったことはないのです。

 

(怖がってたら仕事できないからね🥺)

 

 

しかしですよ、

聞いてください奥さん!!

 

それよりも・・・

背筋が凍るような

お化けより怖いものがあったんですよ!!!

 

 

いいですか??

もうあなたは怖くて入院できないかもしれませんよ??

 

いいんですか??

 

いいんですね??

 

 

では、コホン・・・

心して読んでください・・・。

 

↓↓↓

 

いつものように巡視していた時のことです。

 

巡視は懐中電灯をもち、患者さんを起こさないようにそっと行うんですが、

ある時、私は見ちゃったんです・・・・

 

 

サイドテーブルの上の、患者さんの湯呑みの中から

大きい目の「G」がひょっこり出てくるところを・・・・

 

 

おえーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!

 

 

湯呑みは一応、軽く洗ったけど、あのGは一体どこにいったんだろうか・・・

消息はわかっていませんw 

 

そして・・・きっと知らないところで・・・・

いろいろなところで・・・

しかも結構な頻度で

同じことが起きているんだと思うと・・・・・

 

チーーーーーーーーーーン

 

 

湯呑みは蓋付きを絶対にお勧めします。

 

そして、お見舞いや差し入れの食べかけは絶対に放置しないことです・・・・

 

 

古い病院だったら尚更・・・

 

どうぞ参考になさってください。

 

 

 

 

 

患者さんとの心のケア

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

看護師の仕事には、身体的なケアだけでなく、

患者さんの心のケアも含まれています。

 

患者さんは入院生活を送る中で、

寂しさや不安な気持ちを抱えることがあります。

 

そんな時、看護師は患者さんの気持ちを受け止め、

話を聴くことで、心の支えとなっていくのです。

 

コミュニケーションは、

看護師と患者さんが心を通わせる大切な手段の一つです。

 

患者さんが話しやすい環境を作るために、

看護師は、患者さんの話・・・というより、

患者さん自身に興味を持ち、積極的に関わろうとします。

 

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難しいところは、相手が唯一無二の人間であるため、同じ言葉かけでも、「受け取り方」が異なること。

 

人によって、心地よく感じる距離感が違うこと。

 

触れられたら嫌な話の内容が人それぞれ違うこと(地雷ってやつですね)。

 

嘘をついてほしくない人と、なるべく悪い情報は聞きたくない人。

 

いろんな人がいるので、

まずはその人を「観察」します。

 

その人がどういう対応をしたら心を開いてくれるのか

心地よく過ごしてもらえるのか

そもそも話をしたいのか、したくないのか

励まして欲しいのか、ほしくないのか

 

これを誤ると、大変なことになります。

 

私も何度も「うるさい」「放っておけ」叱られましたし、

嫌われたと思います(笑)

 

基本、患者さんのことを知ろう!!という

患者さん目線の、患者さんの立場になって・・・

というような真摯な気持ちで向き合えば、

対応を間違えることは少なくなるものです。

 

そして、適切なタイミングで話を切り上げ、

今、どこまで干渉するのかを的確に判断することも必要です。

 

急がば回れ・・・焦ってもいいことはないです。

引き際を大切にすることが、逆に信頼関係を築き上げます。

 

そして、次に大切なこと。

 

それは

コミュニケーションは、

言葉のやり取りだけではないということです。

 

言語的なコミュニケーションが難しい場合は、

その場に黙っていること、患者さんと一緒の空間にいること

背中をさすったり、手を握ったり、目線を合わせたり

全受容の態度で、笑顔で接すること・・・

そんなこともコミュニケーションの一つなのです。

 

患者さんの身体的なケアを通して

毎日毎日繰り返しながら、

信頼関係を築いていくと

ある時、患者さんの方から、とても大切な話をしてくれる場合があります。

 

その時はどんな内容であっても

どーんと受け止める器が必須です。

 

「話す」ことは「放す」「離す」ともいえます。

 

誰にも言えなかった不安や苦しみを看護師に話すことで、

心の支えが取れたり、不安が軽くなったり、闘病意欲が湧いたりするのものなのです。

 

看護師は医師のように疾患を治すことはできませんが、

これは医師にはできない看護師の役割の一つだと思います。

 

 

ただ、以上のことは、正直言って心理的な負担もあります。

 

看護師自身も心理的なケアを必要とすることがよくあります。

 

患者さんとの触れ合いや、予期せぬトラブルに直面した場合には、

ストレスを感じることもたくさんあります。

 

そのため、看護師たちは、同僚と情報交換をすることで、

気持ちを共有し、支え合っているんですよ(単なる愚痴になることもある)

 

ただ、患者さんが笑顔で退院するために、

そして家族が安心できるように

そして残りの人生の時間が少ない人には、悔いなく過ごしてもらえるように

看護師たちは常に心を込めたケアを提供しています。

 

そして、それには何より

看護師自身も、心身ともに健康であることが、

質の高い医療サービスを提供するために欠かせないことなんです。

 

お互い人間ですからね・・・。

 

苦しみや痛みに直面すると、人間って本性が出ます。

 

人に対しての思いやりや優しさは、

自分が満たされていないと発揮できません。

なので仕方ないことなのかもしれません。

 

ただ、看護師が、患者さんの一方的にぶつけられる

サンドバックになる場合もあるんです。

 

毎年、心を病んで、離職する看護師がいることも事実です。

 

看護師も患者さんも、

できるだけお互い思いやりを持って行けたら良いなと思うのです。

 



 

 

ひとりで5人分くらい働いている看護師

こんにちは。
ナースの独り言です。

今日は、病院の看護師の実態について書いてみようと思います。

私は10年以上前に大学病院を辞めているので、
情報としては古いかも(笑)

独り言的には真実です!!ということで、
読んでいただければと思います。

 

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病院の人員不足によって、
我ら看護師たちは日々大変な負担を強いられています。

今回は日勤の内容を伝えていきますね。

まず、看護師1人に対して日勤で担当する患者さんは
7~8人です。

一応、重症で手がかかる人は
一人の負担にならないように分けられます。

個室の時は4−5人でした。
(それでも個室は一人一人の要求が細かいので、人数少なくても結構大変)

正直、この人数を受け持つことは、
心身ともに疲れを感じさせます。



日勤看護師の一日の業務はとても多いのです。


まず、情報収集をするために、始業の30−60分前に出勤するのは当たり前です。

もちろんこの時間は時間外もつきません。

そして、夜勤からの申し送りが始まるとノンストップで業務が進みます。

朝礼

点滴作成

朝の挨拶回り

シーツ交換(週に1回)

午前中の検温

検査出し

オペ出し

入浴介助

昼食配膳

食事介助

内服介助

午後の検温

オペ迎え

入院受け入れ

入院患者の病棟案内

アナムネーゼ聴取

看護計画に則った看護(リハビリとか)

看護プラン立案

看護記録・・・・などがあります。

その中で、時間外での情報収集や文書作成、

学会研究や新人指導、学生指導、病棟会、勉強会など、

見えない部分での作業もあります。



しかし、私たち看護師は、
患者さんを笑顔で見送るために、
日々全力を尽くしています。



ですから、患者さん自身にも、自己管理能力の向上や、

予防医療の重要性について理解してもらうことが大切です。



そして、看護師たちは、自己啓発にも努め、

ストレスマネジメントや自己管理能力の向上に取り組みながら、

質の高い医療サービスを提供するためのスキルアップに努めています。



看護師さんは基本的には

「人のためになりたい」という人が多いんですよ。とっても。



あとは勉強熱心な人が多いです。

自腹で休みを潰して研修に行ったり、

資格取ったりする人もいます。



しかしその反面、

過重労働による体調不良やストレスなどの問題で
休職や退職に追い込まれている看護師さんたちもたくさんいます。

医療従事者たちが安心して働ける環境が整うように、

社会全体での取り組みが必要なんですけど、

コロナ禍でどんどん重要な人材が

現場を離れているような気もしています。


看護師たちが働きやすい環境が整うことで、

患者さんにとっても、

より安心して治療を受けられる医療現場が実現するんですよね。



これはもう全体で考えて取り組んでいかないといけないのかもしれません。

 

 

愛すべきおハゲちゃんたち

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

私はハゲている人、嫌いじゃありません。

若ハゲの方と長年付き合っていたことがあり、

彼の、生え際の最後の最後の1本の髪の毛まで一緒に見送りましたし、

その後、彼がスキンヘッドにしても、変わらず愛しておりました。

 

そんな「ハゲ好き」な私が書くことなので、

どうかお許しをいただければと思います。

 

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さて、病棟にいると、髪の毛にまつわるエピソードが満載です。

それだけ髪の毛の問題って患者さんにとって深刻なんだと思います。

しかし、対応する看護師も同様に、真剣だし深刻なのです。

 

 

まずですね・・・

お風呂に入れない人を、シャンプー台で洗髪するのですが、

左右の髪の毛の長さが全く異なる方が時々おります。

長い方を反対側に持っていって、頭頂をカバーしているんですね。

 

まず、左右の長さが異なる髪は洗いづらい・・・。

 

そして大切なお髪ですから、

1本たりとも抜けないように、

シャンプーやドライにはとても気を使いました。

 

看護師もぐったりです。

 

(ちなみにツルツルの無毛部分も、シャンプーつけて優しく一緒に洗うんですよ)

 

そして洗った後、ドライヤーで乾かしたりするのですが、

うまくスタイリングできないので、とても困るのです。

「どうしますか?」なんてなかなか聞くこともできないですしね。

長い方おさげにしますか?なんて言ったら怒られるだろうし←コラ

 

今でもあの対応でよかったのか疑問です(笑)

 

 

黒のふわふわしたベレー帽を被っているから、

帽子を取るように伝えたら、会話が全く成り立たなくて、

よくよく確認したらベレー帽だと思ったのは

髪が増えるように頭皮に乗っける粉のハゲ隠しだったり。。。

 

そんなにいっぱい乗せなさんな・・・・。

 

 

一番印象に残っている患者さんは、Iさん。

 

ちょっと大掛かりの検査で入院してきたのですが、

検査の時にカツラを取るのを断固拒否。

基本、メガネもカツラも全部外してもらうのですが、

特別に許可が降りました。

 

さて検査が終わって、お迎えに行ったところ、

まだ麻酔で寝ていて、ほぼカツラが外れた状態のIさん。

 

見てはいけないものを見てしまったようなナースたち。

 

そーっと頭に乗せてあげました。

 

次に見に行くと、ビシッとカツラがきまっていて

すっかり元通りのいつものIさんでした。

 

外れてましたよーん、とは口が裂けても言えませんでしたね(笑)

 

 

そんなこんなで、髪の毛のネタは結構あります。

 

「看護師はみた」ってドラマができそうです笑

 

 

 

 

 

 

こういう医者には言われたくない

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

死亡の原因となる病気は、昔に比べて様変わりしました。

 

感染症による死亡率は

ワクチンや治療薬で少なくなってきたと言われていますが、

代わりに増えてきた病気はゴマンとあります。

 

現代の日本人の死因の上位を占めるのは

 

がん

心臓病

脳卒中

 

ですが、これらは「生活習慣病」といわれ、

生活習慣が原因であることが多いのです。

(生活習慣とは、食事、運動、休養、喫煙、飲酒のことを指します)

 

そうなると必然的に「食事指導」や「生活指導」が入るわけです。

これ以外にも、すぐ死亡する病気ではないものの

生活の質を下げるような病気もたくさん出てきています。

 

で、そのような病気になる人は、

そもそも、そのような生活習慣が体に悪いってことは十分承知。

 

その上で、あえての「守れていない」わけですから、

意志が弱いか、楽観的すぎるか、

もともと人の言うことなんて聞かない人がほとんどなんです。

(あ、すみませんw もちろん当てはまらない人もいます)

 

そんな患者さんたちに医師や看護師が指導する・・・

 

まあ普通に考えても「修羅場」じゃないですか(笑)

 

 

さて、ここからは昔話です。

 

大学病院の外来にいた時に、

結構な頻度で患者さんと

「修羅場」になる外来の先生がいました。

 

彼は糖尿病外来にいて、

某・有名国立大学医学部出身の

超絶頭の良い先生でした。
(頭が良過ぎて、色々と私の理解を超えていた先生でした笑)

 

その先生が、外来で糖尿病の患者さんにちょっと指導すると

微妙な空気になるんです。

 

いや、微妙な空気ならまだいい方。

 

月に1回くらい、めちゃくちゃ患者が怒り出して、

先生に大きな声で暴言を浴びせまくることが年に何回かありました。
(先生も売られたケンカをすぐ買っちゃうんだよねー🤣)

 

なぜ患者が怒るのかって・・・

 

 

その先生、「巨漢」だったからですw

 

激怒した患者さんが共通して言っていたのは

 

「お前だけには絶対言われたくない!!」

でした(笑)

 

「やせてから指導しろ!!」

「えらそうな口を聞くならやせてからにしろ!!

 

とかも言われていましたね(笑)

 

まあ、患者さんの気持ちもわかる・・・好きなように食べたいもんね。

 

で、そんな時、その先生は涼しい顔してこう言ってました。

 

「俺は、あんたと違って血糖値正常だからw」

 

ま、それでますます余計にこじれていましたね(苦笑)

 

ヘビースモーカーの「禁煙外来」の先生とか、

患者さん的にはまあ色々言いたくなる医者というのはいましたね。

 

まあ・・・わかります・・・

 

というお話でしたー。